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現代中国学部 現地主義教育

グローバル・キャリア・ビジョンを養う

本学は実体験型の学びを「現地・現場主義教育」として重視し、社会に役立つ総合的な人間力を涵養する教育を実施してきました。 グローバル人材育成という観点から見れば、語学力、コミュニケーション力、主体性・積極性、協働力、日本理解・発信力、異文化理解、多文化共生などのすべての側面で能力育成に資する教育を行っています。

日本、中国、アジアで、そして世界で活躍する

人材・人財の育成「現地主義教育」として「現地プログラム」(中国語研修のための全員留学)、「現地研究調査」(フィールドワーク)、「現地インターンシップ」という3つの現地教育プログラム(正課)を中心に、特徴的で実践的な教育を推進しています。
次世代をリードする人財育成としては、グローバルキャリア・パスを視野に入れ、言葉や文化の違いを乗り越え、日本のみならず、世界のどこででも活躍するたくましい人材・人財の養成に取り組んでいます。

現地主義教育概要

現地プログラム(2年次)

「現地プログラム」は、中国語研修を学習の主要な柱として、2年次春セメスターの4ヵ月間、現代中国学部生全員が留学する「必修」プログラムです。2015年度からは従来の実施拠点である中国(南開大学)に、台湾(国立台湾師範大学)、マレーシア(南方大学学院)が加わり3拠点で実施しています。中国人教員による授業や現地学生との交流により、語学力とコミュニケーション能力を飛躍的に高めるほか、様々な文化講座(京劇、中国武術、二胡等)を通じて、中国の社会と文化への理解を深めることに資する現代中国学部のカリキュラムの中でも、特に重要な位置を占めています。プログラムの最後には、HSK(中国政府公認中国語検定試験)の受験を必須としています。

その主たる狙いは、学生を早い段階で現地に送り込み、中国社会を実際に体験させ、学生の「内向き志向」に対して、いわば強制的に外に向かって目を開かせようというもので、「動機付け」教育の一つとも位置付けられています。また当然のことながら、語学力・コミュニケーション能力の向上を図り、さらには日常生活において接する中国人を通して多様な文化の中で異文化に対する理解を深め、日常に存在する様々な問題を解決していくことで、主体性や協調性、責任感などを身につけることもできます。

現地研究調査(3年次)

「現地研究調査」は、学生による中国(台湾を含む)でのフィールドワークです。1999年に北京で第1回が行われ、以来、毎年異なる都市で実施されてきました。2013年度(第15回)には初めて台湾で実施されました。

本調査は、選抜された現代中国学部3年生20人が、3年次の夏季休暇中を利用して、中国や台湾の一都市(及びその周辺地区)について、企業班、都市班、農村班の3班に分かれ、聞き取りとアンケート等の社会調査の方法に則って企業、都市、農村の現況と直面する問題を調べます。調査活動の最後には、調査関係者・協力者を招いて「日中大学生国際シンポジウム」を開催し、中国語で調査結果を報告します。事前学習として、3年次春学期に「現地研究調査基礎」(2単位)や「国際社会調査論」(2単位)を履修して調査地の情報を収集分析し、仮説を立てて質問項目を作成します。帰国後、「学生が見た中国社会」シリーズの報告書にまとめ、毎年、出版しています。

この取組のカウンターバージョンとして、日本社会調査(SEND(Student Exchange-Nippon Discovery) 活動)を実施しています。日本をフィールドに約1週間、2年生の春季休暇中、中国等から来日する学生と企業等 を訪問し調査活動に取り組みます。「現地研究調査」に参加予定の全学生を対象とする正課外活動で、「現地研究調査」の前段階のプログラムとして位置付けられています。 調査地は日本ですが、国内での調査手法を学ぶと同時に、自国に対する新たな気づきを得て、自らの言葉で日本文化等を発信する力を養います。

現地インターンシップ(3年次)

「現地インターンシップ」は、3年次の夏季休暇期間中の約2週間、北京・上海の日系企業でインターンシップ(企業・事業所研修)を実施するものです。参加学生は、前年12月に約20名が選抜されます。この中には外国人留学生も含まれますが、留学生向けには愛知県内でのインターンシップを用意しています。

正課授業科目としての「現地インターンシップ」は、3年生春セメスターに業界・企業研究、コミュニケーション講座などを含む「現地インターンシップ事前研修」(2単位)、研修の成果を学外の企業関係者等にプレゼンテーションを行い、最終的には報告書にまとめる「現地インターンシップ研究報告」(2単位)の2科目4単位から構成されます。正課授業に先立って、前年参加者を交えた学生の自主勉強会も行われており、それを含めればほぼ1年間を通じた長期の教育プログラムとなっています。2014年度からは従来の「現地インターンシップ」にPBL(Project-based Learning:課題解決型学修)の要素を取り入れました。このプログラムは現地・現場での就業体験を核とし、業界研究、企業研究、プレゼンテーション、ディスカッションなどの多様な学修形態を組み合わせた「アクティブ・ラーニング」の複合体と見なすことができます。毎年のチームには日本人のみならず、海外帰国子女、中国や韓国からの留学生などが参加し、事前準備段階から国際感覚、異文化理解、多文化共生を実感しており、学生がこれらを通じて得られる学習成果には大きなものがあります。

2006年度には文部科学省の現代GPに選定されるなど、社会的な評価も受けてきましたが、グローバル人材育成という観点から見れば、語学力、コミュニケーション力、主体性・積極性、協働力、日本理解・発信力などのすべての側面で能力育成に資する効果的なプログラムであると言えます。
現地主義教育に関連する授業科目等
学年セメスター備考
48卒業研究
7
36現地研究調査
 ・「現地研究調査・報告」
 ・『学生が見た中国社会』
現地インターンシップ
 ・「現地インターンシップ研究報告」
 ・『現地インターンシップ報告書』
 ・現地インターンシップ成果報告会
夏季休暇現地研究調査
 ・日中学生国際シンポジウム
現地インターンシップ
 ・中間報告会
5現地研究調査
 ・「現地調査基礎」
 ・「現地研究調査・報告」
 ・「国際社会調査論」
現地インターンシップ
 ・「現地インターンシップ事前研修」
コミュニケーション中国語II
中国語プレゼンテーションII
日中ビジネス会話II
24コミュニケーション中国語I
中国語プレゼンテーションI
日中ビジネス中国語I
次年度ガイダンスと選抜
 ・現地研究調査
 ・現地インターンシップ
夏季休暇2年生インターンシップ(国内)
3現地プログラム
(中国語IX~XVI・中国文化講座・現地ライフレポートなど)
12現地プログラム基礎
現地プログラム生活事前教育
中国語V・VI・VII・VIII
中国語発音II
1中国語I・II・III・IV
中国語発音I